大人の部分矯正で前歯改善!失敗しない装置選びの完全ガイド
2025年12月14日
大人の部分矯正で前歯改善!失敗しない装置選びの完全ガイド

大人の部分矯正が注目される理由とは
前歯の歯並びが気になるけれど、全体矯正は費用も時間もかかりすぎる……そんな悩みを抱えている方は少なくありません。
近年、大人の矯正治療において「部分矯正」という選択肢が注目を集めています。部分矯正とは、気になる部分のみ(主に前歯)に装置を装着し、見た目を改善する治療法です。全体矯正と比較して治療期間が短く、費用も抑えられるため、忙しい社会人や主婦の方にも選ばれています。
ただし、部分矯正は「見た目重視の治療」であり、噛み合わせの大幅な改善は期待できません。奥歯が正常に噛み合っていることが前提条件となるため、すべての方に適応できるわけではないのです。
この記事では、大人の部分矯正で前歯を改善したい方に向けて、装置の種類や選び方、費用、治療期間、注意点まで徹底的に解説します。失敗しない装置選びのポイントを押さえて、理想の笑顔を手に入れましょう。
部分矯正と全体矯正の違いを理解する
矯正治療を検討する際、まず理解しておきたいのが「部分矯正」と「全体矯正」の違いです。
全体矯正は、上下すべての歯に装置を装着し、噛み合わせと歯列全体の調和を整える治療です。機能改善と長期安定を重視するため、将来的なトラブル予防にも寄与します。抜歯や骨格の考慮が必要なケースでも対応しやすく、治療期間は約1年半〜3年、費用は約60万〜130万円が一般的です。
一方、部分矯正は前歯など目立つ範囲を限定して整える方法です。費用は約20万〜50万円、期間は約3〜12カ月と、全体矯正よりも抑えられます。ただし、噛み合わせの大幅な改善は期待しにくいのが限界です。

部分矯正が適している症例
部分矯正が適応できるのは、以下のような軽度〜中等度の症例です。
- 軽度のデコボコした歯並び
- 軽度の出っ歯
- 軽度のすきっ歯
- 軽度の捻転歯(歯が回転したように捻れて生えている歯)
歯並びが悪くても、その状態が軽度であり抜歯の必要が無い場合は、部分矯正を適応できる可能性が高いです。ただし、上の歯が部分的に軽度の歯列不正の場合でも、下の歯の歯並びを一緒に整える必要が出てくる場合などは全体矯正が適しています。
部分矯正が適さない症例
以下のような症例では、部分矯正は適用できません。
- 重度の叢生(歯が重なり合って凸凹に並んでいる状態)
- 受け口・開咬(噛み合わせた時に上下の前歯が噛み合わず隙間ができる状態)
- 重度の出っ歯(抜歯が必要になる場合)
- 歯並びが左右非対称
重度の叢生の場合、歯を削ってもスペースが確保できないため、部分矯正は適用できません。受け口や開咬は噛み合わせを改善する治療が必要になるため、全体矯正が妥当です。出っ歯についても、スペース確保を行おうとすると更に前歯が前方に出る可能性が高いので、抜歯によるスペース確保が必要になることがあります。
大人の部分矯正で選べる装置の種類
部分矯正で使用される装置は、大きく分けて「ワイヤー矯正」と「マウスピース矯正」の2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の症状や生活スタイルに合った装置を選ぶことが重要です。
ワイヤー矯正(表側・裏側)
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットとワイヤーを装着する最も一般的な矯正方法です。適応範囲が広く、歯を三次元的に動かすことができます。
表側ワイヤー矯正は、歯の表面に装置を付けるため目立ちますが、費用は約20万〜40万円と比較的控えめです。治療期間は約6カ月〜1年が目安です。
裏側ワイヤー矯正は、歯の裏側に装置を付けるため目立ちにくいのが特徴です。ただし、費用は約40万〜80万円とやや高めになります。舌が装置に触れるため、慣れるまで違和感を感じることがあります。
マウスピース矯正(インビザライン等)

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を定期的に取り換えながら、歯並びを整える治療です。世界的に高いシェアを誇る「インビザライン」が代表的です。
マウスピース矯正の最大のメリットは、透明で目立ちにくい点と、取り外し可能なためお口の違和感を最小限に抑えることができる点です。これまでと変わらず食事を楽しむことができ、マウスピースを外せば歯磨きや装置の洗浄も簡単に行うことができます。
費用は約30万〜60万円、期間は約3〜12カ月が目安です。ただし、器具を正しく装着していなかったり装着時間が守られていなかったりした場合、治療の効果が期待できないことがあります。また、歯の大幅な移動が必要な矯正では、マウスピースのみでは難しい場合もあります。
装置選びで重視すべきポイント
装置選びは、見た目、費用、期間、痛み、通院頻度、適応症例の6軸比較が実用的です。
見た目を最重視なら裏側ワイヤーやマウスピース矯正、費用を抑えるなら表側ワイヤーが現実的です。期間は症例依存ですが、難症例ではワイヤーが有利な場面が多いです。痛みは初期の違和感が共通し、弱い力を継続的にかける設計が快適性につながります。
通院はワイヤーで月1回、マウスピースは1〜2カ月程度が目安です。適応症例では、大きなねじれや抜歯を伴う移動はワイヤーが得意、軽中等度の叢生や前歯の傾きはマウスピースがフィットします。
迷ったら、1つの装置に固執せずコンビネーションや段階的プランも選択肢に入れると失敗リスクを下げられます。
部分矯正の治療の流れと期間
部分矯正の治療は、以下のような流れで進みます。
1. 矯正相談
まずは矯正相談からスタートします。歯並びの不安や疑問点などについて、お伺いし、最適な矯正治療プラン、時期、金額などについて、詳しく説明を受けます。
2. 資料取り(検査)
現在のお口の状態や身体の状態などを詳しく把握するための検査を行います。検査では、お口やお顔の写真の撮影、レントゲン撮影、お口の内のスキャンを行います。
ワイヤー矯正とマウスピース矯正とでは資料取りの内容が変わる場合があります。
3. 診断
資料取りを行ってから2週間後程度で、再度来院して資料の診断結果についてご説明を受けます。この診断では、患者様の現在の歯並びやお口の状態について詳しく説明があり、治療の流れや費用などについて案内されます。

4. 治療開始
診断の結果を踏まえて、治療に移ります。部分矯正の場合、前歯部分のみに装置を装着します。
治療期間は症例によって異なりますが、早い方では3カ月、通常でも半年〜1年程で治療を終えることができます。全体矯正では2年以上かかることがほとんどですので、短い時間で歯列を整えたいという方におすすめです。
5. メンテナンス・保定治療
きれいに並んだ歯並びを維持するための治療です。歯並びというのは、永久的なものではありません。歯は、加齢変化で徐々にでこぼこがでてくるものです。
アンチエイジングの意味でも、きれいに並んだ歯をずっときれいに維持するためには保定装置を用いたメインテナンスが必要になります。保定期間は治療期間と同程度みるのが安全です。
費用と支払い方法について知っておくべきこと
部分矯正の費用は、装置の種類や治療範囲によって大きく異なります。一般的な相場は以下の通りです。
- 表側ワイヤー矯正:約20万〜40万円
- 裏側ワイヤー矯正:約40万〜80万円
- マウスピース矯正:約30万〜60万円
これらの費用には、装置代、調整料、保定装置代が含まれる場合が多いですが、医院によっては別途調整料(月3,000円〜5,500円程度)がかかることもあります。初回のカウンセリングで費用について詳しく説明してくれる医院を選ぶことをおすすめします。
支払い方法の選択肢
矯正治療は保険適用外の自費診療となるため、費用面も重要な選択ポイントです。多くの医院では、以下のような支払い方法を用意しています。
- 一括払い(現金・振込・クレジットカード)
- 院内分割払い(手数料無料の場合が多い)
- デンタルローン(審査が必要だが、月々の負担を抑えられる)
治療費の総額だけでなく、分割払いの有無や追加費用の発生条件なども事前に確認しておきましょう。
医療費控除の活用

矯正治療費は医療費控除の対象となる場合があります。年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告で一部が還付される可能性があります。領収書は必ず保管しておきましょう。
失敗しない矯正歯科の選び方
矯正治療は2〜3年という長期間にわたる治療です。そのため、適切な歯科医院選びは治療の成功に直結します。
日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか
矯正歯科を選ぶ際、最も重要なポイントが「日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうか」です。認定医の資格を取得するには、5年以上の矯正歯科に関する研修と学会の試験に合格する必要があります。
認定医がいる医院では、専門的な知識と技術に基づいた質の高い治療を受けることができます。特に複雑な症例や特殊なケースにも対応できる経験豊富な医師がいることで、治療の成功率も高くなります。
複数の矯正装置を取り扱っているか
矯正装置には、従来のワイヤー矯正(表側矯正)、目立ちにくい裏側矯正、透明なマウスピース矯正など様々な種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分の症状や生活スタイルに合った装置を選べることが重要です。
複数の治療法を提案してくれる医院なら、あなたのライフスタイルや希望に合った最適な治療法を選択できます。
治療計画が明確で説明が丁寧か
矯正治療は長期間にわたるため、治療計画が明確であることが非常に重要です。初回のカウンセリングで、治療期間、費用、治療方法、リスクなどについて丁寧に説明してくれる医院を選びましょう。
特に社会人の場合は、仕事や予定などのタイミングも考慮した治療計画を立ててくれるかどうかも確認しておくと安心です。
通院のしやすさと予約の取りやすさ
社会人は仕事で忙しいため、通院のしやすさも重要なポイントです。自宅や職場から通いやすい場所にあるか、診療時間は平日夜や土日に対応しているかなどを確認しましょう。
また、予約の取りやすさも重要です。急なトラブルが発生した際にすぐに対応してもらえるかどうかも事前に確認しておくと安心です。
部分矯正の注意点とリスク
部分矯正には多くのメリットがありますが、注意すべき点やリスクも存在します。
噛み合わせの改善には限界がある
部分矯正は「見た目重視の治療」(審美目的)となります。噛み合せは、主に奥歯が関係していますが、部分矯正で奥歯を動かすことはありません。そのため、お口の機能までの改善は見込めません。
1年後の見た目だけでなく5年後の噛みやすさも軸にすることが大切です。短期の満足と長期の安定を天秤にかけ、生活や予算に合う最適解を選びましょう。
矯正治療に伴う一般的なリスク
矯正治療には、以下のような一般的なリスクや副作用があります。
- 矯正装置を付けた後しばららくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間〜1、2週間で慣れてきます。
- 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 治療中は矯正装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
- 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
- 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
これらのリスクを理解した上で、治療を開始することが重要です。
虫歯・歯周病予防への対応
矯正治療を始めるうえで、何よりも重要なのは口内環境維持です。まずは虫歯や歯周病がないかしっかりとチェックし、必要があれば病気の治療から始めることが大切です。
矯正器具も、歯に固定するタイプは特に汚れが付着しやすいことから、虫歯や歯周病を起こすリスクは高くなります。矯正治療を行う病院を選ぶときは、矯正前の口内環境を整える治療行為も重要視しているかも判断材料にするといいでしょう。
まとめ:理想の笑顔を手に入れるために
大人の部分矯正は、前歯の歯並びを短期間・低費用で改善できる魅力的な選択肢です。ただし、すべての方に適応できるわけではなく、奥歯が正常に噛み合っていることが前提条件となります。
装置選びでは、見た目、費用、期間、痛み、通院頻度、適応症例の6軸で比較し、自分のライフスタイルや症状に合ったものを選ぶことが重要です。表側ワイヤー矯正は費用を抑えたい方に、裏側ワイヤーやマウスピース矯正は見た目を重視する方におすすめです。
矯正歯科選びでは、日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているか、複数の装置を取り扱っているか、治療計画が明確で説明が丁寧か、通院のしやすさなどを確認しましょう。
部分矯正には噛み合わせ改善の限界や、むし歯・歯周病のリスク増加などの注意点もあります。これらのリスクを理解した上で、信頼できる医院で治療を受けることが、理想の笑顔を手に入れるための近道です。
むらせ歯科幕張院では、透明なマウスピースを用いた矯正治療を提供しています。世界的に高いシェアを誇るインビザラインを導入しており、透明で目立ちにくく、取り外し可能なため口内の違和感を最小限に抑えられます。矯正治療だけでなく、虫歯や歯周病などの治療にも対応しているため、口内環境を整えてから矯正治療を始めることができます。
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