子どもの歯並び矯正
治療中の虫歯・歯周病も防ぎます。
治療中の虫歯・歯周病も防ぎます。
子供の矯正治療は、大きく分けて「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階に分かれます。歯並びの状態によってはⅠ期治療のみで完了する場合もありますが、お子さんの身体的負担やご家庭の経済的負担を考慮して、Ⅱ期治療に移行することが望ましい場合もございます。
以下では具体的に、Ⅰ期治療とⅡ期治療について詳しくみていきましょう。
そもそもお子さんの歯並びが悪くなってしまう大きな原因には、噛み合わせや口の使い方の癖による口腔周囲筋の機能不全に見出されます
歯並びが悪くなる癖
そこでⅠ期治療では、こうした歯並びを悪くしてしまう習慣を矯正するために「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」という方法で改善していきます。これを一般的に歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)矯正といいます。
歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)矯正は、歯を直接動かすのではなく、習慣の改善から歯並びを悪化させないようにするトレーニングを通じて理想の歯並びに近づけていきます。
口呼吸をすると、舌が下顎に沿ったまま格納される状態になります。すると、上顎の成長を阻害してしまい、歯並びを悪くさせてしまうのです。
またその他にも、病原菌が粘膜に直接付着しやすくなるため、風邪を引きやすくなるというデメリットもあるため要注意です。お母さんはお子さんの呼吸の仕方をよく観察してみてください。
口を閉じている間、お子さんの舌はどこに触れていますか?普通、舌先は上の前歯の付け根より少し手前に当たっていなければなりません。
舌が常に歯に触れている状態の場合は要注意です。これを「舌癖」といい、歯に不自然な圧力をかけてしまうため、歯が前に出てしまうなどの弊害を生み出してしまう可能性があります。
歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)小児矯正は、始める年齢によって取り組み方が異なります。
歯並びは単に嚙み合わせや舌の使い方の問題ではなく、座り方・姿勢・抱っこの仕方にも原因があるといわれています。そのため、お子さんの正しい姿勢を訓練するところからスタートすることもございます。
「インファント」という取り外し可能なマウスピースを使った矯正です。1日2回、10~20分使用していただくことで、顎の成長を促し、歯が生えるのに必要なスペースを確保します。お子さんにほとんど負担をかけずに済みます。
「マイオブレーストレーナー」という取り外し可能な装置を着用し、舌・口・呼吸のトレーニングを行います。口呼吸・舌の突き出し・指しゃぶりなどが改善できます。
理想はⅠ期治療で矯正を終えることですが、状況次第ではⅡ期治療が必要となる場合があります。
「歯並びが悪い」「歯が回転してねじれた状態で生えてきた」「上下の歯がうまく噛み合わない」など……こうしたトラブルに見舞われた場合、Ⅱ期治療に移行していきます。
Ⅱ期治療の必要性については、確かな経験と実績を持つプロの予測判断に委ねられているところがありますので、もしご両親が他の歯科医院で「Ⅱ期治療が必要」といわれて「本当にそうなのだろうか」と不安を抱いたときは、セカンドオピニオンとして当院にご相談ください。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。