永久歯が生える前に知っておきたい小児矯正の基本知識と最適なタイミング
2025年11月24日

お子様の歯並びが気になる保護者の方は多いのではないでしょうか。
永久歯が生え揃う前の時期は、お子様の顎の成長を利用して歯並びを整える絶好のチャンスです。しかし、「いつから始めればいいの?」「本当に必要なの?」といった疑問を抱く方も少なくありません。小児矯正は、成長期だからこそできる治療法であり、適切なタイミングで始めることで、将来的な大掛かりな矯正治療を避けられる可能性があります。
この記事では、東京歯科大学で学んだ専門知識と臨床経験をもとに、小児矯正の基本知識から最適な開始時期、治療の流れまで詳しく解説します。お子様の健やかな成長をサポートするために、ぜひ最後までお読みください。
小児矯正とは・・・成長期だからこそできる治療法

小児矯正は、成長期のお子様を対象とした矯正治療です。
大人の矯正治療と大きく異なるのは、顎の骨がまだ柔らかく成長途中にあるという点を活かせることです。この時期に治療を行うことで、顎の成長を正しい方向に導き、永久歯が自然にきれいに並ぶスペースを確保することができます。
顎の成長と歯並びの関係について理解することが重要です。人間の頭蓋骨は、脳頭蓋と顔面頭蓋に分かれており、それぞれ異なる発育過程をたどります。脳頭蓋は出生時に約60%完成しており、6歳までに成人の90%に達しますが、顔面頭蓋は出生時にわずか20〜30%しか完成していません。つまり、顔面頭蓋の大部分である70〜80%は生後に発育するため、この時期の環境の影響を大きく受けるのです。
特に注目すべきは、上顎と下顎の成長時期の違いです。
上顎は神経系の仲間として分類され、10歳の時点でほぼ100%成長が完了します。一方、下顎は腕や足などと同じ一般系に分類され、10歳時点ではまだ50%程度の成長段階にあり、20歳近くまで成長を続けます。この成長時期の違いを理解し、適切なタイミングで治療を行うことが、小児矯正の成功の鍵となります。
「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階アプローチ
小児矯正は、「Ⅰ期治療」と「Ⅱ期治療」の2段階に分かれます。
Ⅰ期治療は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に行う治療で、主に骨格の不調和を整えることを目的としています。この時期には、口呼吸、舌癖、逆嚥下などの習慣を改善するために「歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)」を使用することが一般的です。これらの悪習慣は、歯並びを悪化させる大きな原因となるため、早期に改善することが重要です。
Ⅱ期治療は、永久歯が生え揃った後に行う治療で、歯並びが悪い、歯が回転してねじれた状態で生えてきた、上下の歯がうまく噛み合わないなどの問題がある場合に必要となります。Ⅰ期治療で顎の骨を整え、永久歯がきちんと並ぶ土台ができている場合、Ⅱ期治療そのものが必要ない場合もあります。
小児矯正の目的と期待できる効果
小児矯正の最大の目的は、将来的なトラブルを予防することです。
成長期に顎の成長をコントロールすることで、永久歯が自然にきれいに並ぶスペースを確保し、抜歯を避ける可能性が高まります。大人の矯正では抜歯が必要になることがありますが、小児矯正では顎を広げたり成長を利用したりすることで、抜歯を避ける治療が可能になるのです。
また、歯並びや噛み合わせの改善により、発音の明瞭化や咀嚼機能の向上、顎関節トラブルの予防など、さまざまな効果が期待できます。歯並びが乱れていると、噛む力が十分に伝わらなかったり、発音が不明瞭になったりすることがあります。成長期のタイミングで矯正を始めることで、これらの問題を改善することが可能です。
小児矯正を始める最適なタイミング・・・6歳から12歳の混合歯列期がカギ
小児矯正を始める最適なタイミングは、お子様の歯の状態や成長によって異なります。
一般的には、乳歯から永久歯に生え変わる「混合歯列期」と呼ばれる6歳から12歳頃が最適とされています。この時期は顎の骨が柔らかく、成長も活発なため、歯や顎を動かしやすい時期です。この時期に矯正を行うことで、成長を利用しながら歯並びを整えることが可能になります。
上顎の成長期を逃さない・・・10歳以前の治療開始が重要

上顎の成長は10歳頃にほぼ完了します。
そのため、受け口(反対咬合)などの上顎の成長が抑えられている症状がある場合は、10歳以前に治療を始めることが重要です。上顎の成長期である10歳以前に、反対になった上下の咬み合わせを正常にしたうえで、上顎に成長のチャンスを与えてあげることが大切になります。
実際の症例では、3歳で治療を始めたケースもあります。乳歯列期に受け口を改善する「ムーシールド」という装置を使用することで、就寝時に装着するだけで舌や口腔周囲筋の状態が整えられ、反対咬合が改善します。早期に治療を行うことによって、正常な顎骨の成長発育の促進及び、永久歯の正しい生え変わりを期待できます。
混合歯列期の重要性・・・永久歯が並ぶスペースを確保
混合歯列期は、永久歯が正しく並ぶスペースを確保するために非常に重要な時期です。
乳歯が抜けた後に永久歯が生えてくる際、十分なスペースがないと歯が重なって生えてしまったり、ガタガタの歯並びになってしまったりします。この時期に「床矯正」などの装置を使用して顎を拡大することで、永久歯が並びきるスペースを作ることができます。
床矯正は、入れ歯のような取り外しのできる矯正装置を使用することで、発育途中にある子どもの顎の骨を広げて、抜歯をせずに歯並びを整える方法です。開始年齢は5〜7歳くらいが最適で、8、9歳でもできますが、10歳を過ぎると顎の拡大が難しくなるため、通常の矯正治療の適用になる可能性があります。
早すぎても遅すぎてもダメ?適切な開始時期の見極め方
小児矯正は早ければ早いほど良いというわけではありません。
お子様の成長のスピードは一人ひとりまったく異なるため、一概に「○歳から始めるのがいい」とはいえません。同年の子どもより6か月から9か月くらい時期が遅くても、気にすることはありません。ただし、左だけ犬歯が生えてきて右は生えてこないといった場合は、早めに相談することが望ましいとされています。
お子様の歯並びの初めての相談は、6歳ごろ(就学されるころ)、上顎の前歯の乳歯が永久歯に生え変わり始める時期が最適です。この時期に歯科医師による経過観察を行い、最適な時期に治療を始める判断をしてもらうことが重要です。成長や歯の生え変わりに合わせて、治療のタイミングを見極めることが大切です。
小児矯正が必要になる具体的な症状・・・早期発見が重要
小児矯正が必要になるかどうかは、歯の見た目だけでなく、噛み合わせや発音、顎の成長バランスにも影響します。
以下のような症状が見られる場合には、矯正治療の対象となることがあります。早期に発見し、適切な時期に治療を開始することで、より効果的な結果が期待できます。
出っ歯(上顎前突)・・・転倒時のリスクも考慮
上の前歯が大きく前に出ている状態です。
見た目の問題だけでなく、転倒した際に前歯をぶつけやすくなるなどのリスクがあります。顎のバランスを整えることで改善を目指します。上顎が前に出ている場合、下顎の成長を促したり、上顎の成長をコントロールしたりすることで、バランスの取れた顔貌と機能的な咬み合わせを獲得することができます。
受け口(反対咬合)・・・下顎の過度な発達を防ぐ
下の歯が上の歯より前に出ている状態です。
成長とともに下顎が過度に発達する可能性があります。早期の矯正により、正常な顎の成長を促すことができます。受け口は、日常生活の中で発見されやすい不正咬合のひとつです。気づいたときにすぐに矯正歯科に相談に行くことをおすすめします。
ガタガタの歯並び(叢生)・・・虫歯や歯周病のリスク増加
歯が重なって生えている、あるいはスペースが不足している状態です。
見た目だけでなく歯磨きがしにくく、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。永久歯が並びきるスペースがあるかどうかは、乳歯の時点でだいたい予想がつくので、前もって顎を拡大して永久歯が並びきるようにすることが重要です。
その他の不正咬合・・・開咬、過蓋咬合、すきっ歯
開咬は、前歯が上下で噛み合わず、常に口が開いてしまう状態です。発音や食べる機能に影響することがあります。過蓋咬合は、上の歯が下の歯を大きく覆ってしまう状態で、下の歯や歯ぐきを傷つけるリスクがあります。すきっ歯は、前歯の間に隙間がある状態で、永久歯がきちんと並ぶスペースが足りていない、あるいは余っている可能性があります。
これらの症状がある場合は、子ども本人が気づかなくても、親御さんが早めに気づいて相談することが大切です。初期の段階で対処することで、成長に合わせた効果的な治療が期待できます。
小児矯正の治療方法と装置・・・お子様に合った選択を
小児矯正には、さまざまな治療方法と装置があります。
お子様の年齢、歯並びの状態、治療の目的に応じて、最適な装置を選択することが重要です。ここでは、代表的な治療方法と装置について詳しく解説します。
歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)・・・習慣改善から始める
歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)は、歯を直接動かすのではなく、習慣の改善から歯並びを悪化させないようにするトレーニングを通じて理想の歯並びに近づけていく方法です。
口呼吸、舌癖、逆嚥下などの悪習慣を改善することで、顎の成長を促し、歯が生えるのに必要なスペースを確保します。「マイオブレーストレーナー」という取り外し可能な装置を着用し、舌・口・呼吸のトレーニングを行います。口呼吸・舌の突き出し・指しゃぶりなどが改善できます。
床矯正・・・顎を広げて永久歯のスペースを確保
床矯正は、入れ歯のような取り外しのできる矯正装置を使用することで、発育途中にある子どもの顎の骨を広げて、抜歯をせずに歯並びを整える方法です。
床矯正のメリットとして、装置は取り外しが可能で、通常の矯正装置より装置が目立ちにくく、通常の矯正装置より歯を動かす時の痛みが少ないという点があります。また、歯を抜かないで治療することができ、治療開始時期が早ければ早いほど、費用を抑えられます。
マウスピース矯正(インビザライン)・・・透明で目立ちにくい
マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の矯正装置を定期的に取り換えながら、歯並びを整える治療です。
世界的に高いシェアを誇る「インビザライン(マウスピース型カスタムメイド矯正装置)」を使用することで、透明で目立ちにくく、取り外し可能なためお口の違和感を最小限に抑えることができます。これまでと変わらず食事を楽しむことができ、マウスピースを外せば歯磨きや装置の洗浄も簡単に行うことができる点は大きなメリットです。
ただし、器具を正しく装着していなかったり装着時間が守られていなかったりした場合、治療の効果が期待できないことがあります。また、歯の大幅な移動が必要な矯正では、マウスピースのみでは難しい場合もあります。
唇側マルチブラケット矯正・・・ワイヤー型の本格矯正
歯にワイヤー型の装置を取り付けて行う治療です。
すべての歯に矯正装置を装着し、理想的な歯並び、かみ合わせを目指す治療です。成人の方や、永久歯に生え変わったお子様が対象となります。ワイヤー矯正は、さまざまな症例に対応できる汎用性の高い治療方法です。
小児矯正の治療の流れ・・・矯正相談から保定治療まで

小児矯正の治療は、矯正相談から始まり、資料取り、診断、治療、保定治療という流れで進みます。
各ステップでどのようなことが行われるのか、詳しく見ていきましょう。治療の流れを理解することで、安心して治療を受けることができます。
矯正相談・・・不安や疑問を解消する第一歩
矯正相談では、歯並びの不安や疑問点などについて、お伺いし、最適な矯正治療プラン、時期、金額などについて、詳しくご説明します。
通院されている患者様については、相談料はかかりません。初めての方でも、お子様の歯並びについて気になることがあれば、気軽に相談することができます。この段階で、治療の必要性や開始時期について、専門的な見解を得ることができます。
資料取り・・・現在の状態を詳しく把握
ご相談から治療へ進む方には、現在のお口の状態や身体の状態などを詳しく把握するための検査を行わせていただきます。
検査では、お口やお顔の写真の撮影、レントゲン撮影、お口の内のスキャンを行います。ワイヤー矯正とマウスピース矯正とでは資料取りの内容が変わりますので、矯正方法を事前に決めておくとスムーズです。
診断・・・治療計画の詳細な説明
資料取りを行っていただいてから2週間後、再度ご来院頂いて資料の診断結果についてご説明させていただきます。
この診断では、患者様の現在の歯並びやお口の状態について詳しくご説明させていただき、治療の流れや費用などについてご案内させていただきます。治療計画に納得していただいた上で、治療を開始します。
治療開始・・・予防矯正または本格矯正
診断の結果を踏まえて、治療に移ります。
永久歯が生えそろう前のお子様の治療の場合、予防矯正から始める場合があります。予防矯正は、永久歯にすべてが生え変わる前のお子様が対象の矯正治療で、主に骨格に問題がある場合や、個々の歯の位置が悪く、放置してしまうと今後歯並びが悪化する可能性のある場合などが対象となります。大まかに、骨格の不調和を整える治療となります。
メンテナンス・保定治療・・・きれいな歯並びを維持
きれいに並んだ歯並びを維持するための治療です。
歯並びというのは、永久的なものではありません。歯は、加齢変化で徐々にでこぼこがでてくるものなのです。アンチエイジングの意味でも、きれいに並んだ歯をずっときれいに維持するためには保定装置を用いたメインテナンスが必要になります。定期的な通院により、後戻りを防ぎ、健康な歯並びを長期間維持することができます。
小児矯正の費用と治療期間・・・計画的な準備を
小児矯正の費用と治療期間は、治療内容や開始時期によって異なります。
予防矯正の費用は440,000円(税込)で、本格矯正は唇側マルチブラケット矯正が770,000円〜880,000円(税込)、マウスピース矯正が880,000円〜1,100,000円(税込)となります。患者様によって金額は異なりますので、詳しくは診断時にご確認ください。
治療期間の目安・・・個人差が大きい
咬合誘導治療の期間は、治療を始めるべき時期から12歳ころ(全て永久歯になるころ)までの期間となりますので、個人差が大きくなります。
顎の成長や歯の生えかわりを観察し、すべて永久歯が生えそろった時に、矯正歯科治療に入るかどうかを判断します。永久歯を並べる「矯正歯科治療」は、子どもの場合成長発育が落ち着くまで装置を外すことが出来ません。なぜなら、上顎骨と下顎骨は全く別の骨であり、全く違った成長発育をするからです。
来院間隔・・・1〜2カ月に1度のペース
咬合誘導治療の期間は、1〜2カ月に1度のペースで来院していただき、顎の成長発育ががどの程度進んでいるかなどを観察します。
また来院時には、歯のクリーニングやブラッシング指導、フッ化物塗布などの予防処置も実施します。お子さんの大切な歯の健康維持もサポートします。矯正歯科治療では定期的に歯の動きを観察しながら装置を調整していくことが大切です。欠かさず通院しましょう。
小児矯正のメリットとリスク・・・正しい理解が大切
小児矯正には多くのメリットがありますが、同時にリスクや副作用も存在します。
正しい理解のもとで治療を受けることが、成功への鍵となります。ここでは、小児矯正のメリットとリスクについて、詳しく解説します。
小児矯正のメリット・・・成長を味方につける
小児矯正の最大のメリットは、顎の成長を利用できることです。
小学生は顎の骨が成長途中にあり、柔軟性が高いため、矯正装置を使って顎の発育をコントロールすることができます。これにより、永久歯が並ぶスペースを確保しやすくなります。また、顎の発育を正しい方向に誘導することで、歯を無理に詰め込む必要がなくなり、永久歯が正しく生えるスペースが確保されるため、将来的な抜歯の必要が減ることがあります。
小児矯正を行うことで、大人になってから本格的な矯正治療を行う場合でも、治療期間が短縮される、もしくは治療が不要になることもあります。さらに、指しゃぶりや口呼吸、舌の癖などが原因で歯並びが悪くなる場合、小児矯正と同時にその癖を改善するトレーニングを行うことで、長期的に良好な口腔環境を維持できます。
矯正治療に伴う一般的なリスクや副作用
矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間〜1、2週間で慣れてきます。
歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
その他のリスクと注意点
歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。これらのリスクを理解した上で、治療を開始することが重要です。
むらせ歯科幕張院の小児矯正・・・包括的なアプローチ
むらせ歯科幕張院では、小児矯正だけでなく、虫歯や歯周病などの治療にも対応しています。
矯正治療を始めるうえで、何よりも重要なのは口内環境維持ですから、まずは虫歯や歯周病がないかしっかりとチェックし、必要があれば病気の治療から始めるのです。矯正専門のクリニックでは虫歯や歯周病の治療まで対応してくれないケースも多々見られるため、このような対応は珍しいかもしれません。
顎関節トラブルに配慮した治療
歯並びが悪い、噛み合わせが悪い、という人は、顎の関節にトラブルが見られることがあります。
矯正前の初期治療として、顎関節症などのトラブルを解決するスプリント療法(別途費用11万円・税込)を行い、矯正治療をより効果の高いものにしていくことができます。スプリント療法を実施することにより、顎関節症起因の頭痛、肩こり、顎の痛み、疲れ、歯ぎしり、顎の異音などの改善を見込むことが可能です。
アプリを活用したコミュニケーション
矯正中は歯の移動具合がわかりにくいため、現在までにどの程度の変化があったか知ることができると励みになります。
患者さんとのコミュニケーションを円滑化するためのアプリを導入し、スライドショーを使って歯の移動軌跡をチェックできるようにしました。これにより、コミュニケーションだけではなくマウスピースの交換時期のお知らせにも役立っています。
まとめ・・・お子様の未来の笑顔のために
小児矯正は、成長期だからこそできる治療法です。
永久歯が生える前の6歳から12歳の混合歯列期に治療を開始することで、顎の成長を利用しながら歯並びを整えることができます。上顎の成長は10歳頃にほぼ完了するため、受け口などの症状がある場合は、10歳以前に治療を始めることが重要です。
小児矯正には、歯列矯正用咬合誘導装置(マイオブレース)、床矯正、マウスピース矯正(インビザライン)、唇側マルチブラケット矯正など、さまざまな治療方法と装置があります。お子様の年齢、歯並びの状態、治療の目的に応じて、最適な装置を選択することが重要です。
治療には、矯正歯科装置を付けた後の違和感や痛み、治療期間の延長可能性、むし歯や歯周病のリスク増加など、一般的なリスクや副作用があることも理解しておく必要があります。しかし、適切なタイミングで治療を開始し、定期的な通院と適切なケアを行うことで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。
お子様の歯並びが気になる方は、まずは矯正相談から始めてみてはいかがでしょうか。専門的な見解をもとに、お子様に最適な治療計画を立てることができます。お子様の未来の笑顔のために、今できることから始めましょう。






