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コラム

指しゃぶり・舌癖が歯並びに与える影響とは?やめさせ方と小児矯正の目安を徹底解説

2026年5月25日

 

本記事では、指しゃぶり・舌癖が歯並びに与える具体的な影響、やめさせるための実践的な方法、そして小児矯正を始める目安まで、幕張歯科・矯正歯科の院長・細井真衣が詳しく解説します。

幕張歯科クリニック(千葉市美浜区)

お子さまの指しゃぶりや舌癖が気になっているご家族へ。癖の種類や程度によって対応方法は異なります。まずはお子さまの現状をご相談ください。

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指しゃぶりはいつまで大丈夫?歯並びへの影響が出る年齢とは

3歳までの指しゃぶりは、歯並びへの影響はほぼありません。問題になるのは、4〜5歳以降も日常的に続けている場合です。

赤ちゃんの指しゃぶりは、胎児期から見られる自然な行動です。指しゃぶりには鼻呼吸を促進し、上顎や気道の成長を助ける作用もあるとされており、乳児期の指しゃぶりは全く問題ありません。

ただし、乳歯の奥歯が生えそろう2歳過ぎから、長時間・強い力での指しゃぶりは歯並びや噛み合わせに影響が出始めます。特に3歳を過ぎても頻繁に続けている場合は注意が必要です。

4歳を過ぎると子どもの自我が芽生え、大人がやめさせようとしてもなかなか直らないケースが増えるとされています。そのため、指しゃぶりは4歳までにやめさせることが理想です。

  • 0〜2歳:自然な行動。歯並びへの影響はほぼなし
  • 3歳:乳歯列への影響が出始める可能性あり。声かけを始める時期
  • 4〜5歳:永久歯の生え変わりに影響するリスクが高まる。積極的な対応が必要
  • 5歳以降:自然にはなくなりにくい。歯科医院への相談を強く推奨

短期間・低頻度の指しゃぶりであれば影響は小さいですが、長時間・毎日続く場合は歯並びの問題が固定化しやすくなります。頻度と期間の両方を意識して観察することが大切です。

指しゃぶりが歯並びに与える具体的な影響は何か?

指しゃぶりが長期間続くと、開咬・出っ歯(上顎前突)・叢生・交叉咬合の4種類の不正咬合が起こりやすくなります。

指しゃぶりによって指で前歯を押す癖がつくと、以下のような不正咬合を引き起こします。

開咬(かいこう)とは

奥歯は噛み合っているのに、前歯が噛み合わず上下の間に隙間ができる状態です。指しゃぶりで前歯が前方に押し出されることが主な原因です。開咬になると、前歯で食べ物を噛み切れなくなるほか、サ行・タ行・ラ行などの発音が不明瞭になることもあります。

出っ歯(上顎前突)とは

指を吸う力によって上の前歯が前方に傾き、突出した状態になります。強い吸引力が続くと歯だけでなく歯を支える骨ごと前方に出てしまうケースもあります。乳歯の位置は永久歯の生え方のガイドになるため、永久歯の歯並びにも悪影響が及ぶことがあります。

叢生(そうせい)・狭窄歯列弓とは

指しゃぶりで下の前歯を押し続けると、歯並びのアーチが狭くなり、歯がガタガタに並ぶ「叢生」になることがあります。また、強い吸引力が奥歯を内側に押す力として働き、歯列弓が狭くなる「狭窄歯列弓」を引き起こすこともあります。永久歯が生えるスペースが不足し、歯並びが乱れるリスクが高まります。

交叉咬合(こうさこうごう)とは

指しゃぶりで歯を一定方向に押し続けると、上下の奥歯が横にずれて中心が合わない状態になります。左右の顎のズレや顔の非対称につながることもあり、早期対応が重要です。

さらに、歯並びの乱れは口呼吸の習慣化にもつながります。前歯が出て口が閉まりにくくなると、口呼吸が常態化し、虫歯・歯周病・免疫力低下などの二次的リスクも生じます。

口唇閉鎖不全と歯並びへの影響について詳しく解説した記事

舌癖とは何か?指しゃぶりとの違いと歯並びへの影響

舌癖とは、無意識に舌で歯を押したり、飲み込む際に舌を前に突き出したりする癖のことです。指しゃぶりと同様に、長期間続くと開咬・出っ歯・受け口などの不正咬合を引き起こします。

本来、口を閉じているときの舌の正しい位置は、前歯の根元の歯ぐきのふくらみ(「スポット」と呼ばれる部分)です。

舌癖の主な種類

  • 舌突出癖:飲み込む際や発音の際に舌を前に突き出す癖。幼児型嚥下が成長後も残ることで起こる
  • 低位舌:舌が常に下顎の位置に置かれている状態。口呼吸と関連しやすい
  • 異常嚥下癖:飲み込む際に舌が前に出てくる癖
  • 舌を歯で噛む癖:上下の歯の間から舌を出したり、舌を歯でかむ癖

舌癖が引き起こす歯並びの問題

舌突出癖があると嚥下・発音の際に舌が歯を押し続けるため、開咬・上顎前突(出っ歯)・下顎前突(受け口)のリスクが高まります。特に開咬になると、舌を出さなければ発音や嚥下ができなくなり、さらに状態が悪化する悪循環に陥ることがあります。

舌癖は指しゃぶりが原因で生じることもあります。指しゃぶりで上下の歯の間に隙間ができると、その隙間に舌を差し込む癖がついてしまい、舌癖へと移行するケースがあります。

また、舌癖は矯正治療の妨げにもなります。舌癖があるまま矯正治療を行うと治療期間が長くなったり、治療終了後に後戻りしてしまう可能性があります。矯正と並行して舌癖の改善に取り組むことが不可欠です。

指しゃぶり・舌癖をやめさせる方法は?年齢別の対策

やめさせる基本は「叱らず、代替手段を与え、ほめる」こと。年齢に応じたアプローチで、無理なく習癖を卒業させましょう。

3歳頃までの対策

  • 手をつなぐ・スキンシップを増やす:指しゃぶりは安心感を求める行動のため、代わりの安心感を与えることが効果的
  • 気分転換・遊びへの誘導:手を使う遊びに誘い、自然に口から指が離れるよう工夫する
  • 話しかけ・関わりを増やす:退屈や孤独感が原因の場合、積極的なコミュニケーションで解消する

3〜5歳頃の対策

この時期は言葉の理解力が育ちます。指しゃぶりをした日はカレンダーに×印、しなかった日は○印を自分で記入させる方法も効果的です。

  • 理由を説明する:「歯が前に出てしまうよ」と絵や写真を使ってわかりやすく伝える
  • ごほうびシール作戦:指しゃぶりをしなかった日にシールを貼るなど、達成感を与える
  • 絆創膏・手袋・防止クリーム:無意識にしゃぶるのを防ぐ物理的な方法も有効
  • 保育園・幼稚園の入園タイミング:友達づきあいが広がることで自然にやめるケースも多い

5歳以降・なかなかやめられない場合

5歳を過ぎても指しゃぶりが続く場合は、自然にはなくなりにくいため、歯科医院への相談が必要です。歯科医院では、口腔内に装着するタイプの習癖防止装置(指に金属製のサックをはめる方法など)の使用を検討します。

舌癖のやめさせ方:MFT(口腔筋機能療法)

舌癖の改善には、MFT(Myofunctional Therapy:口腔筋機能療法)が有効です。

  • 正しい嚥下の習得:舌をスポットに置いて飲み込む練習
  • 舌筋トレーニング:ストローやスティックを使った具体的な筋力強化
  • べろガード(舌突出防止装置):舌が前歯を越えて出てこないよう遮る固定式装置。矯正治療と併用することで効果的

MFTは自宅でのトレーニングが重要です。わかりやすいテキストを使用し、親子で楽しみながら取り組めるトレーニング指導を行っています。自宅でのトレーニングを怠ると治療が長引くため、継続が大切です。

幕張歯科クリニック(千葉市美浜区)

癖の改善とあわせて歯並びへのアプローチが必要なケースもあります。当院では、お子さまの成長段階に応じた治療の選択肢についてご案内しています。気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

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小児矯正はいつから始めるべき?治療の目安と種類

小児矯正は、問題の種類によって開始時期が異なります。受け口は3歳頃から、顎の拡大は混合歯列期(6〜12歳頃)が目安です。

子どもの矯正治療は、成長段階を活かして顎の大きさを整え、永久歯がきれいに並ぶよう導くことが目的です。成長段階ごとに適した矯正方法が異なります。

乳歯期(3〜6歳頃)の矯正

この時期に始めるべき矯正治療は主に受け口(下顎前突)の治療です。下顎の過成長は遺伝することが多く、早期発見・早期対応が重要です。低位舌や口呼吸が原因の場合は、ムーシールドやプレオルソなどのマウスピースを夜間と昼間1時間装着し、顎の骨や口内の筋肉の発達を助けます。

混合歯列期(6〜12歳頃)の矯正

乳歯と永久歯が混在するこの時期は、永久歯がきれいに並ぶスペースを確保するための顎の拡大が主な目的です。取り外し可能な「床矯正装置」や、固定式の「急速拡大装置」を使って顎を適切な大きさに成長させます。

永久歯列期(12歳以降)の矯正

永久歯が全て生えそろった後は、大人の矯正と同じ方法で歯の位置・歯並びを修正します。ワイヤー矯正・マウスピース矯正(インビザラインなど)から選択します。

矯正治療を始めるサインとは

  • 前歯が噛み合わない(開咬):指しゃぶり・舌癖の影響が出ている可能性が高い
  • 前歯が大きく前に出ている(出っ歯):上顎前突の早期治療が有効
  • 下顎が前に出ている(受け口):3歳頃からの早期介入が推奨される
  • 口がいつも開いている(口呼吸):低位舌・舌癖のサインである可能性
  • 発音が不明瞭(特にサ行・タ行・ラ行):開咬・舌癖の影響が疑われる

幕張歯科・矯正歯科では、初診矯正相談(初診時3,300円)から始め、精密検査・診断(33,000円)を経て、お子さまの成長段階に合わせた治療プランを丁寧にご提案しています。「まだ早いかな」と思わず、気になるサインがあれば早めにご相談ください。

様子見でOKなケースと相談を検討するケースの見分け方

指しゃぶり・舌癖を放置すると大人になってから矯正が必要になる?

習癖を放置して不正咬合が固定化すると、大人になってからの矯正治療が必要になるケースが多くなります。早期対応で治療の負担を大幅に軽減できます。

子どもの頃に習癖を除去し、顎の成長をコントロールすることで、抜歯を伴う大がかりな矯正治療を回避できる可能性があります。早めに気づいて対応できた場合、簡単なアドバイスや口腔体操だけで改善し、矯正治療を回避できた例もあります。

一方、成長が完了した大人の矯正では、骨格が出来上がっているため顎はほぼ大きくなりません。歯のガタガタや出っ歯を治すためには抜歯矯正が必要になるケースも多くなります。

大人になってからの矯正治療の選択肢

幕張歯科・矯正歯科では、大人の矯正として以下の治療を提供しています。

  • インビザライン(マウスピース矯正):880,000円〜1,100,000円。透明で目立ちにくく、取り外し可能。アプリで歯の移動シミュレーションを確認できる
  • ワイヤー矯正:770,000円〜880,000円。幅広い症例に対応できる実績ある治療法

また、噛み合わせや歯並びの問題から顎関節症を抱えているケースも少なくありません。同院では矯正前の初期治療としてスプリント療法(自費)を実施し、顎関節症に由来する頭痛・肩こり・顎の痛み・歯ぎしりなどの改善を図ったうえで矯正を進める体制が整っています。

矯正治療後も後戻りのリスクがあるため、保定装置を用いたメンテナンス体制で長期的な歯並び維持をサポートしています。

幕張歯科・矯正歯科で相談するメリットとは?

幕張歯科・矯正歯科は、千葉市美浜区で大人の矯正を得意とする総合歯科医院です。矯正だけでなく、虫歯・歯周病治療・抜歯対応まで院内で完結できる体制が大きな強みです。

矯正専門クリニックでは対応が難しいこともある虫歯治療・歯周病治療・抜歯まで一括管理できるため、矯正治療前に口腔環境を整えることで治療中のトラブルリスクを軽減します。

  • インビザライン導入:世界的に高いシェアを誇るマウスピース型矯正装置を採用。目立ちにくく衛生的
  • アプリ活用:歯の移動シミュレーションで治療の進行状況を見える化
  • スプリント療法(自費):顎関節症への配慮と初期治療を実施
  • 明確な料金体系:初診矯正相談3,300円、精密検査・診断料33,000円。デンタルローン・振込対応あり
  • 通いやすい立地:イオンタウン幕張西2階、大型駐車場あり(医院負担)、土曜診療、夜18時まで診療

「子どもの指しゃぶりが心配」「舌癖があるかもしれない」「歯並びが気になってきた」という方は、まず初診矯正相談からお気軽にご相談ください。成長段階に合わせた最適な治療プランをご提案します。

📍 幕張歯科・矯正歯科

千葉市美浜区 イオンタウン幕張西2階

🚗 大型駐車場あり(医院負担)|🗓 土曜診療あり|🕕 夜18時まで診療

初診矯正相談:3,300円(初診時)

よくある質問

指しゃぶりは何歳までなら歯並びに影響しませんか?

3歳までの指しゃぶりは、歯並びへの影響はほぼありません。問題になるのは4〜5歳以降も日常的に続けている場合です。3歳を超えたら少しずつやめさせる声かけを始めましょう。

指しゃぶりをやめさせるにはどうすればいいですか?

叱らず、代替手段を与え、ほめることが基本です。手をつなぐ・ごほうびシール作戦・絆創膏などが有効です。5歳以降もやめられない場合は歯科医院への相談をおすすめします。

舌癖と指しゃぶりはどう違いますか?

指しゃぶりは指を口に入れる習癖、舌癖は舌で歯を押したり突き出したりする習癖です。指しゃぶりが原因で舌癖が生じることもあり、両者は関連しています。どちらも歯並びに悪影響を与えます。

舌癖は自分で治せますか?

MFT(口腔筋機能療法)のトレーニングを自宅で継続することで改善できますが、歯科医院での指導が必要です。正しい舌の位置・嚥下の方法を専門家に習い、自宅でも根気強く練習することが大切です。

小児矯正はいつから始めるべきですか?

受け口は3歳頃から、顎の拡大は6〜12歳の混合歯列期が目安です。問題の種類によって開始時期が異なるため、気になるサインがあれば早めに歯科医院で相談することをおすすめします。

指しゃぶりをやめたら歯並びは自然に治りますか?

早期(乳歯列の段階)にやめられれば、自然に改善するケースもあります。ただし永久歯への影響が出ている場合や、開咬・出っ歯が固定化している場合は矯正治療が必要になることがあります。

舌癖があると矯正治療に影響しますか?

舌癖があると矯正治療の期間が長くなったり、治療後に後戻りするリスクが高まります。矯正治療と並行してMFTや舌突出防止装置(べろガード)を使用することが効果的です。

口呼吸と舌癖は関係ありますか?

口呼吸は舌を下顎の位置に置く「低位舌」を引き起こし、舌癖の原因になります。アレルギー性鼻炎や慢性的な鼻づまりがある場合は、耳鼻科での治療も並行して検討しましょう。

大人になってからでも矯正で歯並びは治せますか?

大人になってからでも矯正治療で歯並びを改善できます。ただし成長が完了しているため抜歯が必要になるケースもあります。幕張歯科・矯正歯科ではインビザライン(880,000円〜)とワイヤー矯正(770,000円〜)から選択できます。

矯正治療後に後戻りしないためにはどうすればいいですか?

矯正治療後は保定装置を使用し、定期的なメンテナンスを続けることが重要です。舌癖や口呼吸などの習癖が残っていると後戻りのリスクが高まるため、習癖の改善も並行して行いましょう。

まとめ

指しゃぶりは3歳までなら問題ありませんが、4〜5歳以降も続く場合は開咬・出っ歯・叢生などの不正咬合リスクが高まります。舌癖も同様に歯並びを悪化させ、矯正治療の妨げになります。まずは「叱らず・代替手段・ほめる」アプローチでやめさせを試み、5歳以降も改善しない場合や歯並びの乱れが気になる場合は早めに歯科医院へ相談しましょう。早期対応が将来の矯正治療の負担を大幅に軽減します。

 

【著者情報】

細井 真衣

院長

血液型 A型
星座 うお座
趣味 テニス、旅行、ドライブ
出身大学 東京歯科大学
専門 一般歯科

経歴

東京歯科大学 卒業
都内開業医にて臨床研修 修了
医療法人社団 千友会 常勤歯科医師として勤務
幕張歯科・矯正歯科 院長就任

メッセージ

来院された患者さんが笑顔で帰られるような治療を心掛けています。分からないこと、気になったことがあればなんでもご相談ください。

 

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矯正中に虫歯になりやすいのは本当?原因と予防法を徹底解説

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「子どもの歯並びが気になり始めたけれど、矯正を始めるのは永久歯が生え揃ってからでいいかしら?」

そんな風に時期を迷っている親御さんは少なくありません。しかし、子どもの矯正治療(Ⅰ期治療)には、大人の矯正にはない「今しか使えない最大の強み」があります。それが、お子さんの“成長する力”そのものを利用できる点です。

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矯正中は本当に虫歯になりやすいのか?

矯正治療中は、通常よりも虫歯になりやすい環境になります。矯正器具が歯の清掃を妨げ、磨き残しが蓄積しやすくなるためです。

本記事では、矯正中に虫歯になりやすい原因・予防法・なってしまった場合の対処法を、歯科医師の視点からわかりやすく解説します。

矯正治療を検討中の方、現在矯正中の方、どちらにも役立つ内容です。ぜひ最後までご覧ください。

矯正中に虫歯になりやすい原因は何か?

矯正中に虫歯になりやすい主な原因は3つです。①歯磨きのしにくさ、②唾液循環の低下、③器具への汚れの蓄積が挙げられます。

原因① 歯磨きがしにくくなる

ブラケットワイヤー矯正では、歯の表面に小さな装置(ブラケット)とワイヤーが固定されます。歯ブラシの毛先が届きにくくなり、磨き残しが生じやすくなります。

マウスピース矯正(インビザライン等)でも、歯の表面に「アタッチメント」と呼ばれる小さな突起を装着します。この凹凸部分に汚れが溜まりやすく、通常の歯磨きだけでは対応しきれないことがあります。

装置と歯の間に食べかすが残りやすく、磨き残しによる汚れの蓄積が増えて細菌が繁殖しやすくなると説明されています。

原因② 唾液の循環が妨げられる

唾液には、細菌を洗い流す・口内のpHバランスを調整する・エナメル質の「再石灰化」を促すなど、重要な自浄作用があります。

矯正装置が口腔内に存在することで、唾液の流れが妨げられます。特にマウスピース矯正は歯列全体を覆う構造のため、唾液循環への影響が大きくなりやすいです。

唾液の自浄作用が低下すると、虫歯菌が産生する「酸」が歯面に長時間留まり、エナメル質の脱灰が進みやすくなります。

原因③ 器具に汚れが溜まりやすい

ブラケットやアタッチメントを装着すると、歯の表面に凹凸が生じます。この凹凸部分に食べかすや歯垢が蓄積しやすく、虫歯菌の温床になります。

マウスピース矯正の場合、汚れたまま装置を装着したり、歯を磨かずに装着したりすることも虫歯リスクを高める原因です。マウスピース矯正は比較的虫歯を防ぎやすい方法ではあるものの、お手入れを怠るとリスクが高まると指摘しています。

ワイヤー矯正とマウスピース矯正で虫歯リスクはどう違うか?

虫歯リスクはワイヤー矯正のほうが高い傾向があります。ただし、マウスピース矯正も管理を怠れば同様のリスクが生じます。

ワイヤー矯正(表側・裏側)の特徴

  • 表側ワイヤー矯正:歯の表面にブラケットとワイヤーが固定されるため、歯ブラシが届きにくく虫歯リスクが最も高い。矯正治療期間中に虫歯が多発してしまう例もある
  • 裏側ワイヤー矯正:装置が歯の裏側のため表面は磨きやすい。歯の裏側は唾液に満たされているため自浄作用が働き、表側より虫歯リスクは低い
  • 共通の注意点:装置は自分では取り外せないため、ワンタフトブラシや歯間ブラシの使用が必須

マウスピース矯正(インビザライン等)の特徴

  • 取り外し可能:食事・歯磨き時に外せるため、清掃しやすい
  • アタッチメントに注意:歯面に装着する突起部分に汚れが溜まりやすい
  • 装置の衛生管理:マウスピース自体も毎日洗浄が必要。使用により表面に細かい傷ができ、細菌が繁殖しやすくなる
  • 装着前の歯磨きが必須:口腔内が不衛生なまま装着すると、歯全体が覆われた状態で細菌が繁殖しやすくなる

矯正治療期間は装置を入れている期間だけで1〜2年、保定期間を含めると約3年程度になるため、長期にわたる口腔ケアの継続が重要と説明されています。

矯正中に虫歯を予防するにはどうすればよいか?

矯正中の虫歯予防には、正しいセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの組み合わせが最も効果的です。以下の方法を実践しましょう。

① ワンタフトブラシを活用する

ワンタフトブラシは、毛束が1つにまとまった小さなブラシです。ブラケットの周囲・ワイヤーの下・アタッチメントの周辺など、通常の歯ブラシでは届きにくい部分を集中的に清掃できます。

矯正中は通常の歯ブラシとワンタフトブラシを組み合わせて使うことが推奨されます。歯並びの変化に合わせて磨き方も変える必要があるため、定期的に歯科衛生士から指導を受けることが大切です。

② 歯間ブラシ・フロスを使う

歯と歯の間は、歯ブラシだけでは汚れを落としきれません。歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯間の食べかすや歯垢を丁寧に除去しましょう。

ワイヤー矯正中はフロスをワイヤーの下に通す必要があるため、「フロススレッダー」という補助器具を使うと便利です。

③ フッ素配合の歯磨き粉を使う

フッ素(フッ化物)には、歯のエナメル質を強化し、再石灰化を促進する効果があります。フッ素配合の歯磨き粉を使うことで、虫歯リスクを軽減できます。

歯磨き後にフッ素ジェルを塗布する方法も効果的です。歯科医院でのフッ素塗布と組み合わせると、さらに予防効果が高まります。

④ 定期的な歯科クリーニングを受ける

セルフケアだけでは落としきれない汚れが必ず残ります。矯正中は1〜3か月に1回程度、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)を受けることが推奨されます。

クリーニングでは、器具周辺に蓄積した歯垢・歯石を専用の機器で除去します。同時に虫歯の早期発見にもつながります。

⑤ 食生活を見直す

糖分の多い食事や、長時間にわたるダラダラ食いは虫歯リスクを高めます。食事の回数・時間を決め、食後は必ず歯を磨く習慣をつけましょう。

ワイヤー矯正中は、麺類・餅・ガムなど装置に絡まりやすい食品にも注意が必要です。

幕張歯科クリニック(千葉市美浜区)

矯正中の虫歯リスクは、日頃のケアと定期的な歯科受診で対処しやすくなります。当院では、矯正治療中のお口の状態を定期的に確認し、ご自宅でのケア方法についてもご案内しています。

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矯正中に虫歯になってしまったらどうすればよいか?

 

矯正中に虫歯が見つかった場合、装置の種類によって対処法が異なります。早期発見・早期治療が矯正治療への影響を最小限に抑えます。

ワイヤー矯正中に虫歯になった場合

ワイヤー矯正中は装置を自分で取り外せません。虫歯の位置や進行具合によっては、装置をつけたまま治療できる場合があります。

ワイヤーやブラケットが虫歯治療の妨げになる場合は、一時的に矯正装置を取り外して虫歯治療を行います。この場合、矯正治療を中断する必要があり、治療期間が延びる可能性があります。

初期の小さな虫歯(C0〜C1)であれば、矯正治療終了後に治療するケースもあります。いずれにしても、担当歯科医師に早めに相談することが重要です。

マウスピース矯正中に虫歯になった場合

マウスピース矯正は装置の着脱が可能なため、基本的に矯正治療と虫歯治療を並行して進められます。治療の中断リスクが低い点が大きなメリットです。

ただし、虫歯の進行が広範囲に及び歯の形が大きく変わった場合は、マウスピースが合わなくなり、作り直しが必要になることがあります。初期虫歯であれば虫歯治療と矯正を並行して進められる場合が多いとされています。

虫歯の進行度(C0〜C4)と対応の目安

  • C0(初期脱灰):穴が空いていない段階。フッ素塗布・歯磨き改善で回復可能。矯正治療を継続できることが多い
  • C1(エナメル質の虫歯):エナメル質に穴が空いた状態。樹脂の詰め物で1回の治療で完了することが多い
  • C2(象牙質の虫歯):詰め物・被せ物が必要。2〜3回の通院が目安
  • C3(神経に達する虫歯):神経の治療(根管治療)が必要。4回以上の通院が必要になることが多い
  • C4(歯根のみ残存):抜歯が必要になるケースも。矯正計画の大幅な見直しが必要

虫歯の大きさによって治療の順番が異なり、神経に達するほどの深い虫歯では神経治療・土台・被せ物を含めて8回程度の通院が目安になると説明されています。

小児矯正の種類や費用に関するよくある質問

矯正前に虫歯があった場合はどうすればよいか?

基本的には虫歯治療を優先してから矯正治療を開始します。ただし、虫歯の程度によっては並行して進められるケースもあります。

虫歯は放置すると進行し、治療時に削る歯の量が増えます。最終的には大切な歯を失うリスクもあるため、早期対応が重要です。

軽度の虫歯(C0〜C1)や、矯正装置の装着に支障がない箇所の虫歯であれば、矯正治療と並行して治療を進めることも可能です。

また、矯正治療で抜歯が必要と診断された歯に虫歯があった場合は、その歯の虫歯治療を行わずに済むこともあります。まず矯正歯科でカウンセリング・精密検査を受け、治療計画を立てた上で虫歯治療の順番を決めることが時間のロスを減らす最善策です。

総合歯科での矯正が虫歯予防に有利な理由は何か?

矯正専門クリニックではなく、虫歯・歯周病治療も行える総合歯科で矯正を受けることが、虫歯リスク管理の観点から有利です。

矯正専門クリニックの場合、虫歯が見つかっても院内で治療できず、別のかかりつけ医に依頼するケースがあります。矯正歯科によっては虫歯治療を一般歯科に一任しているケースもあり、「虫歯を教えてくれない」と感じる患者さんもいると指摘されています。

総合歯科であれば、矯正治療中に虫歯が見つかっても院内で即座に対応でき、治療の中断リスクを最小限に抑えられます。

幕張歯科・矯正歯科の一貫管理体制

千葉市美浜区イオンタウン幕張西2階にある幕張歯科・矯正歯科は、大人の矯正歯科を得意とする総合歯科医院です。矯正治療だけでなく、虫歯治療・歯周病治療・抜歯対応まで院内で一括対応できる体制が整っています。

矯正治療前に口腔環境を整えることで、治療中のトラブルリスクを軽減します。「歯並びだけでなく、お口全体を守る矯正」を重視しているのが大きな特徴です。

  • インビザライン(マウスピース矯正):目立ちにくく、取り外し可能で衛生的。矯正中のホワイトニングにも対応
  • アプリ活用:歯の移動シミュレーションをアプリで確認でき、治療の進行状況が見える化されている
  • スプリント療法(自費):顎関節症に由来する頭痛・肩こり・歯ぎしりへの初期治療として実施
  • 保定管理:治療終了後も保定装置によるメンテナンス体制で長期的な歯並び維持をサポート
  • 料金:マウスピース矯正880,000円〜1,100,000円、ワイヤー矯正770,000円〜880,000円(税込)
  • 通いやすさ:土曜診療・夜18時まで診療・大型駐車場あり(医院負担)

矯正中の虫歯リスクが心配な方は、総合歯科での一貫管理体制が安心です。

矯正中の虫歯リスクや治療の流れについて、不安なことがあればお気軽にご相談ください。幕張歯科・矯正歯科では、初診矯正相談(初診時3,300円)から丁寧にご説明しています。千葉市美浜区・幕張エリアで大人の矯正をお考えの方は、ぜひ一度ご来院ください。

よくある質問

矯正中は虫歯になりやすいのは本当ですか?

本当です。矯正器具により歯磨きがしにくくなり、唾液循環も低下するため、通常より虫歯リスクが高まります。正しいケアで予防できます。

マウスピース矯正(インビザライン)でも虫歯になりますか?

なります。取り外しできるため清掃しやすいですが、アタッチメント周辺の汚れや、不衛生なまま装着することで虫歯リスクが高まります。装着前の歯磨きが必須です。

矯正中に虫歯になったら矯正は中断しますか?

必ずしも中断にはなりません。マウスピース矯正なら並行治療が可能なケースが多く、ワイヤー矯正でも小さな虫歯なら装置をつけたまま治療できる場合があります。

矯正前に虫歯があると矯正できませんか?

虫歯を治してから矯正を開始できます。軽度の虫歯なら並行治療も可能です。まず矯正歯科でカウンセリングを受け、治療計画を立てることが大切です。

矯正中の虫歯予防に最も効果的な方法は何ですか?

ワンタフトブラシ・歯間ブラシの活用と、1〜3か月ごとの定期クリーニングが最も効果的です。フッ素配合の歯磨き粉の使用も合わせて推奨されます。

矯正中に虫歯になりやすい場所はどこですか?

ブラケット周辺・ワイヤーの下・歯と歯の間が特に虫歯になりやすい場所です。アタッチメント周辺も汚れが蓄積しやすいため注意が必要です。

矯正中に甘いものを食べてはいけませんか?

完全に禁止ではありませんが、食後の歯磨きを徹底することが重要です。ダラダラ食いや就寝前の糖分摂取は虫歯リスクを高めるため避けましょう。

矯正専門クリニックと総合歯科、虫歯対応はどちらが安心ですか?

虫歯治療まで院内で対応できる総合歯科のほうが安心です。矯正専門クリニックでは虫歯治療を別の医院に依頼するケースがあり、治療の中断リスクが生じることがあります。

矯正中の歯磨きはどのくらいの時間をかければよいですか?

通常より時間をかけ、1回10〜15分程度が目安です。ワンタフトブラシや歯間ブラシを組み合わせ、器具周辺を丁寧に磨くことが重要です。

矯正中に虫歯を放置するとどうなりますか?

虫歯が進行し、矯正治療の中断・計画の大幅な見直しが必要になる可能性があります。最悪の場合、抜歯が必要になることもあるため、早期発見・早期治療が不可欠です。

まとめ

矯正中に虫歯になりやすいのは事実ですが、正しいケアと適切な歯科管理で予防できます。ワンタフトブラシ・歯間ブラシ・フッ素配合歯磨き粉の活用と、定期クリーニングの継続が予防の柱です。万が一虫歯になっても、総合歯科での矯正なら院内で即対応でき、治療の中断リスクを最小限に抑えられます。矯正を検討中の方は、虫歯・歯周病治療まで一貫対応できる総合歯科を選ぶことを強くおすすめします。

 

【著者情報】

細井 真衣

院長

血液型 A型
星座 うお座
趣味 テニス、旅行、ドライブ
出身大学 東京歯科大学
専門 一般歯科

経歴

東京歯科大学 卒業
都内開業医にて臨床研修 修了
医療法人社団 千友会 常勤歯科医師として勤務
幕張歯科・矯正歯科 院長就任

メッセージ

来院された患者さんが笑顔で帰られるような治療を心掛けています。分からないこと、気になったことがあればなんでもご相談ください。

 

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小児矯正でよくある質問6選|相談前に知っておきたい基本知識

2026年5月22日

「子どもの歯並びが気になり始めたけれど、矯正を始めるのは永久歯が生え揃ってからでいいかしら?」

そんな風に時期を迷っている親御さんは少なくありません。しかし、子どもの矯正治療(Ⅰ期治療)には、大人の矯正にはない「今しか使えない最大の強み」があります。それが、お子さんの“成長する力”そのものを利用できる点です。

骨格の成長を正しい方向にコントロールできるこの時期に適切なアプローチを行うことで、将来的に歯を抜かずにきれいな歯並びを目指せる可能性がグッと高まります。

本記事では、小児矯正(Ⅰ期治療)と成人矯正との決定的な違いをはじめ、ベストな開始時期や、お口の悪習慣から根本改善する最新の治療システム「マイオブレース」について分かりやすく解説します。

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子どもの矯正を検討しているけれど、何から調べればいいかわからないというご家族も多くいらっしゃいます。気になることがあれば、まずお気軽にご相談ください。当院では、お子さまの歯並びの現状についてていねいにご説明しています。

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小児矯正(Ⅰ期治療)とは何か?成人矯正との違いは?

小児矯正(Ⅰ期治療)とは、乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」に行う矯正治療のことです。成長の力を利用して顎の発育を誘導し、永久歯がきれいに並ぶスペースをつくることを主な目的とします。

成人矯正(Ⅱ期治療)は永久歯列が完成してから歯を直接動かす治療です。一方、Ⅰ期治療は骨格・顎の成長そのものに働きかけるため、成人後では難しい根本的な改善が期待できます。

幕張歯科・矯正歯科では、歯を単に並べるのではなく、歯並びが悪くなる原因から整える治療方針を採用しています。口呼吸・舌癖(舌が歯を押す癖)・逆嚥下・姿勢の乱れといった「口腔周囲筋の機能不全」が歯並びの乱れを引き起こすと考え、その根本から改善するアプローチが特徴です。

Ⅰ期治療とⅡ期治療の2段階システムとは?

同院の小児矯正はⅠ期治療(成長期治療)Ⅱ期治療(本格矯正)の2段階で構成されています。

  • Ⅰ期治療:顎の成長を誘導し、永久歯が並ぶスペースを確保する。取り外し式装置(インファント装置・マイオブレーストレーナー)を使用。
  • Ⅱ期治療:永久歯列完成後に細かい歯の位置を整える本格矯正。ワイヤー装置などを使用。

Ⅰ期治療で理想的な結果が得られれば、Ⅱ期治療が不要になるケースもあります。ただし、歯のねじれ・噛み合わせのズレ・永久歯の萌出状態によってはⅡ期治療が必要となる場合もあり、成長経過を見ながら慎重に判断します。

小児矯正はいつから始めるのがベストか?

一般的な開始の目安は6〜7歳ごろ(前歯の交換期)です。ただし、受け口(反対咬合)の場合は4〜5歳から治療を開始することもあります。

上顎の成長ピークは一般的に9歳とされており、この時期を逃すと拡大による矯正が難しくなる可能性があります。早めに相談することが重要です。

「まだ早い」と思っていても相談すべき理由

保護者の方から「もう少し大きくなってから…」という声をよく聞きます。しかし、顎の成長には限られた時期があります。成長期を過ぎてから矯正を始めると、抜歯が必要になるケースが増えたり、治療期間が長くなったりすることがあります。

受け口・出っ歯・すきっ歯…症状別の開始時期の目安

  • 受け口(反対咬合):4〜5歳から治療開始が推奨されるケースあり。早期介入で骨格的な改善が期待しやすい。
  • 出っ歯(上顎前突):6〜8歳ごろが目安。口呼吸・舌癖の改善と並行して行うと効果的。
  • すきっ歯・叢生(ガタガタ):永久歯の前歯4本が生え揃った7〜8歳ごろが一般的な開始目安。
  • 開咬(前歯が噛み合わない):指しゃぶり・口呼吸が原因のことが多く、習癖除去と並行した早期対応が有効。

マイオブレースとはどんな装置か?効果と特徴は?

マイオブレースとは、歯を直接動かすのではなく、舌・呼吸・筋肉の使い方をトレーニングすることで口腔環境を整える取り外し式の矯正装置です。オーストラリア発の咬合誘導システムで、世界100か国以上の歯科医院で導入されています。

幕張歯科・矯正歯科では、このマイオブレースを用いた咬合誘導治療を積極的に導入しています。1日の使用時間は就寝中+日中の短時間が基本で、固定式ワイヤー装置に比べて身体的・心理的な負担を抑えやすい点が特長です。

マイオブレースが改善を目指す「口腔周囲筋の機能不全」とは?

歯並びが乱れる背景には、次のような口腔周囲筋の機能不全があると考えられています。

  • 口呼吸:舌が下がり、上顎の発育が妨げられる。虫歯・歯周病リスクも上昇。
  • 舌癖(舌突出癖):舌が前歯を押し続けることで出っ歯・開咬の原因になる。
  • 逆嚥下:飲み込む際に舌が前に出る癖。歯列に継続的な圧力をかける。
  • 姿勢の乱れ:猫背・頭部前傾姿勢は顎の位置に影響し、咬み合わせのズレを引き起こす。

口呼吸は歯列不正・上顎劣成長・虫歯・歯周病リスク増大・集中力低下・免疫力低下など、口腔にとどまらず全身への悪影響をもたらします。マイオブレースはこれらの根本原因に働きかける装置です。

インファント装置との違いは?

  • インファント装置:顎の成長を促進するための取り外し式装置。顎の幅を広げ、永久歯が並ぶスペースを確保することを主な目的とする。
  • マイオブレーストレーナー:舌・呼吸・筋肉の機能改善に特化したトレーニング装置。口腔周囲筋の機能不全を根本から改善することを目的とする。

幕張歯科・矯正歯科では、お子さんの状態に応じてこれらの装置を組み合わせ、最適な治療計画を立てています。

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お子さまの歯並びの状態は一人ひとり異なります。記事を読んで気になる点が出てきたら、実際に診察を受けてご確認ください。当院では治療前に状況とお子さまに合った選択肢についてわかりやすくご説明しています。

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小児矯正の費用はどのくらいかかるか?

小児矯正(Ⅰ期治療)の費用は、一般的に20〜50万円程度が目安とされています。装置の種類・治療期間・医院によって大きく異なります。

使用する装置(取り外し式か固定式か)や治療の複雑さによって費用は変わります。幕張歯科・矯正歯科では、初回相談時に詳細な費用の説明を行っています。

医療費控除は適用されるか?

矯正治療は医療費控除の対象となります。ただし、審美目的(見た目をきれいにしたいだけ)の矯正は対象外となる場合があります。咬合機能の改善・発音改善・咀嚼機能の回復を目的とした矯正治療は、国税庁の基準に基づき医療費控除が認められます。

年間の医療費(本人+生計を一にする家族分)が10万円を超えた場合、確定申告で控除を受けることができます。領収書は必ず保管しておきましょう。

Ⅰ期治療後にⅡ期治療が必要になった場合の追加費用は?

Ⅱ期治療が必要となった場合、追加で20〜50万円程度の費用がかかることが一般的です。ただし、Ⅰ期治療を行った医院でそのままⅡ期治療を行う場合、Ⅰ期治療の費用の一部をⅡ期治療費に充当する「セット割引」を設けているケースもあります。

幕張歯科・矯正歯科では、他院でⅡ期治療を勧められたケースのセカンドオピニオンにも対応しています。「本当にⅡ期治療が必要なのか?」と不安を感じている保護者の方は、ぜひ一度ご相談ください。

小児矯正中の痛みや生活への影響はどの程度か?

取り外し式装置を使用する場合、固定式ワイヤー矯正に比べて痛みや不快感は少ない傾向があります。装置装着直後に軽い違和感を感じることはありますが、数日で慣れるケースがほとんどです。

「一般的に耐えられないほどの痛みを伴うことはない」と説明されています。万が一強い痛みが続く場合は、すぐに担当医に相談することが大切です。

学校生活・食事・スポーツへの影響は?

  • 学校生活:取り外し式装置は授業中に外しておくことができるため、発音や見た目を気にする必要が少ない。
  • 食事:食事中は装置を外せるため、食べ物の制限がほとんどない。固定式ワイヤーのように「硬いものが食べられない」という制約がない。
  • スポーツ・習い事:運動中は外すことができるため、スポーツや楽器演奏への影響を最小限に抑えられる。
  • 装着時間の目安:就寝中+日中の短時間(1〜2時間程度)が基本。学校や習い事と両立しやすい。

矯正中の虫歯リスクと予防策は?

矯正治療中は装置周辺に汚れが溜まりやすく、虫歯・歯周病のリスクが高まります。「丁寧なブラッシングと定期的なメンテナンスが重要」と強調されています。

幕張歯科・矯正歯科は総合歯科として、矯正治療と並行して虫歯治療・歯周病管理・定期メンテナンスを一貫して行えます。矯正専門医院と違い、治療を分ける必要がないため通院負担の軽減にもつながります。

小児矯正をしないとどうなるか?放置するリスクは?

不正咬合を放置すると、咀嚼機能の低下・発音の問題・虫歯・歯周病リスクの増大・顎関節症など、口腔全体に悪影響が広がります。

小児矯正をしないまま成人矯正に移行した場合、抜歯矯正になる可能性が高くなるとされています。成長期に介入することで、抜歯を避けられるケースが増えます。

口呼吸・舌癖を放置した場合の影響

口呼吸や舌癖を放置すると、歯並びへの悪影響だけでなく、次のような全身への影響も懸念されます。

  • 集中力・学力への影響:口呼吸による睡眠の質低下が集中力・学力低下につながる可能性がある。
  • 免疫力の低下:鼻呼吸フィルターを通さないため、細菌・ウイルスが直接体内に入りやすくなる。
  • 顔貌への影響:口呼吸が続くと「口ゴボ」(口元の突出)につながりやすい。「小児矯正で口呼吸になりにくくなり、口ゴボを予防できる」と説明されている。
  • 顎変形・顎関節症:咬み合わせの悪い状態が続くと顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクが高まる。

歯並びは遺伝するのか?

正確には、歯並びそのものが遺伝するのではなく、顎の形・大きさ・歯の大きさや質が遺伝します。親の歯並びが良くても、顎と歯のサイズにミスマッチが生じれば子どもの歯並びは乱れます。遺伝的要因があるからこそ、早期に専門家に相談することが重要です。

幕張歯科・矯正歯科に相談するメリットは何か?

幕張歯科・矯正歯科は、千葉市美浜区・イオンタウン幕張西2階に位置する総合歯科で、成長期を活かした小児矯正に特化した診療体制を整えています。

マイオブレースを用いた咬合誘導治療・インファント装置による顎の成長促進・姿勢指導を含む口腔機能全体のアプローチが特徴です。単なる審美目的ではなく、将来の咀嚼機能・健康維持を見据えた治療を提供しています。

通いやすい診療環境

  • 立地:イオンタウン幕張西2階。買い物のついでに通院可能。
  • 駐車場:大型駐車場完備(医院負担)。車での来院も安心。
  • 診療時間:土曜診療あり・18時まで診療。学校や習い事と両立しやすい。
  • 総合歯科:矯正・虫歯治療・歯周病管理・定期メンテナンスを一貫対応。複数の医院に通う必要がない。

セカンドオピニオンにも対応

「他院でⅡ期治療(本格矯正)が必要と言われたが、本当に必要なのか不安…」という保護者の方のご相談にも対応しています。成長経過を慎重に評価し、本当に必要な治療のみを提案する姿勢を大切にしています。千葉市で子どもの歯並びを早めに整えたい方、将来を見据えた矯正を検討している方は、まずは無料相談をご利用ください。

幕張歯科・矯正歯科では、お子さんの成長段階に合わせた小児矯正の無料相談を随時受け付けています。マイオブレースによる咬合誘導治療・インファント装置・セカンドオピニオン対応など、お子さんの口腔状態に最適なプランをご提案します。イオンタウン幕張西2階・大型駐車場完備・土曜診療・18時まで診療で、学校や習い事と両立しやすい環境です。まずはお気軽にご相談ください。

よくある質問

小児矯正は何歳から始めればよいですか?

一般的な目安は6〜7歳(前歯の交換期)です。受け口(反対咬合)の場合は4〜5歳から治療を開始するケースもあります。上顎の成長ピークは9歳ごろとされているため、早めに専門家に相談することが重要です。

マイオブレースはどのくらいの時間、装着する必要がありますか?

就寝中+日中の短時間(1〜2時間程度)が基本的な装着時間の目安です。固定式ワイヤー装置と異なり取り外しが可能なため、学校や習い事の時間は外しておくことができます。

Ⅰ期治療だけで矯正が完了することはありますか?

Ⅰ期治療のみで理想的な歯並びが得られるケースもあります。ただし、歯のねじれ・噛み合わせのズレ・永久歯の萌出状態によってはⅡ期治療が必要となる場合もあります。成長経過を見ながら担当医が慎重に判断します。

小児矯正の痛みは子どもに耐えられますか?

取り外し式装置を使用する場合、耐えられないほどの強い痛みを伴うことは一般的にありません。装置装着直後に軽い違和感を感じることはありますが、数日で慣れるケースがほとんどです。強い痛みが続く場合はすぐに担当医に相談してください。

様子見でOKなケースと相談すべきケースの見分け方

小児矯正中でも虫歯治療は受けられますか?

はい、受けられます。幕張歯科・矯正歯科は総合歯科のため、矯正治療と並行して虫歯治療・歯周病管理・定期メンテナンスを一貫して行えます。矯正専門医院と異なり、複数の医院に通う必要がありません。

他院でⅡ期治療が必要と言われましたが、セカンドオピニオンは受けられますか?

はい、対応しています。幕張歯科・矯正歯科では、他院でⅡ期治療を勧められたケースのセカンドオピニオンを随時受け付けています。成長経過を慎重に評価し、本当に必要な治療のみを提案します。

小児矯正の費用に医療費控除は使えますか?

咬合機能の改善・咀嚼機能の回復を目的とした矯正治療は医療費控除の対象となります。年間の医療費が10万円を超えた場合、確定申告で控除を受けることができます。領収書は必ず保管しておきましょう。

口呼吸や舌癖は矯正治療で改善できますか?

はい、改善が期待できます。幕張歯科・矯正歯科ではマイオブレースを用いたトレーニングで、口呼吸・舌癖・逆嚥下といった口腔周囲筋の機能不全を根本から改善するアプローチを行っています。

歯並びは親から子に遺伝しますか?

歯並びそのものが遺伝するのではなく、顎の形・大きさ・歯の大きさや質が遺伝します。親の歯並びが良くても、顎と歯のサイズにミスマッチが生じれば子どもの歯並びは乱れることがあります。

千葉市・幕張周辺で子どもの矯正相談はどこにすればよいですか?

千葉市美浜区・イオンタウン幕張西2階にある幕張歯科・矯正歯科では、成長期を活かした小児矯正の無料相談を随時受け付けています。土曜診療・18時まで診療・大型駐車場完備で通いやすい環境です。

小児矯正の費用相場と内訳について詳しく解説した記事

まとめ

小児矯正は、成長期という限られた時期に顎の発育を誘導できる貴重な治療機会です。開始の目安は6〜7歳ですが、受け口など症状によってはさらに早い対応が必要なケースもあります。マイオブレースを用いた咬合誘導治療など、原因から改善するアプローチを選ぶことで、将来の抜歯リスク低減・口腔機能の向上が期待できます。「まだ早いかも」と迷っているご家庭ほど、まず専門家に相談することが最善の一歩です。

 

【著者情報】

細井 真衣

院長

血液型 A型
星座 うお座
趣味 テニス、旅行、ドライブ
出身大学 東京歯科大学
専門 一般歯科

経歴

東京歯科大学 卒業
都内開業医にて臨床研修 修了
医療法人社団 千友会 常勤歯科医師として勤務
幕張歯科・矯正歯科 院長就任

メッセージ

来院された患者さんが笑顔で帰られるような治療を心掛けています。分からないこと、気になったことがあればなんでもご相談ください。

 

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